専門家会議
詳細
日本とNATOは、2007年1月の安倍総理(当時)によるNATO本部での演説以降、基本的価値を共有するパートナーとして、関係を強化してきました。近年では、2013年に安倍総理とアナス・フォー・ラスムセン北大西洋条約機構(NATO)事務総長が、安全保障協力を強化することで合意し、そのための具体的な方策や課題を盛り込んだ「日本・北大西洋条約機構共同政治宣言」に署名しました。また翌年5月には、日・NATO協力の重要な指針となる「国別パートナーシップ協力計画」(IPCP:the Individual Partnership and Cooperation Programme)が締結され、同年9月には、IPCPに基づき、アデン湾において自衛隊とNATOの海賊対処部隊間で初の共同訓練が実施されました。日本政府は、今後とも幅広い分野においてNATOとの具体的な協力を進めていく方針を打ち出しています。
本会議では、防衛省、外務省、国家安全保障局、NATO本部、NATO国防大学、ドイツ連邦共和国をはじめとするNATO加盟国の在外公館から後援を得て、外交、安全保障、軍事分野等の専門家を迎えます。日・NATOの協力を強化していく上での課題や今後の協力分野について議論し、NATOそして日・NATO関係について理解を深めます。
日時:2015年3月4日(水) 09:30 ~ 16:45 (受付開始09:00、懇親会17:00-)
会場:ザ・キャピトルホテル東急 1階 宴会場「鳳凰」
〒100-0014 東京都千代田区永田町2-10-3
最寄り駅:銀座線・南北線「溜池山王駅」(6番出口 地下直結)
千代田線・丸の内線「国会議事堂前駅」(6番出口 地下直結)
言語:英語、日本語(同時通訳付き)
参加費:無料
お申込:Eメールにて、ご参加される方のご氏名(ふりがな)、ご所属を明記の上、2月27日(金)までに、KAS-Tokyo@kas.deまたはFAX:03-6426-5047までお申し込み下さい。
(お申し込みは、先着順で定員になり次第締め切らせていただきます。)
問合せ:コンラート・アデナウアー財団日本事務所 小川 TEL:03-6426-5041
<プログラム>
日時:2015年3月4日(水) 09:30 ~ 16:45 (受付開始09:00、懇親会17:00-)
会場:ザ・キャピトルホテル東急 1階 宴会場「鳳凰」
09.30 ‐ 09.40開会挨拶
パウル・リナーツ(コンラート・アデナウアー財団 日本事務所代表)
09.40 ‐ 10.00開会スピーチ
ハンス・カール・フォン・ヴェアテルン(ドイツ連邦共和国大使)
10.00 ‐ 10.30基調講演
德地秀士(防衛省 防衛審議官)
10.30 ‐ 11.00発表
アジア太平洋地域の地政戦略学上の重要性 ― NATOの視点から ―
ブルック・A・スミス=ウィンザー(NATO国防大学研究部研究員)
11.00 – 11.30休憩
11.30 ‐ 12.30パネルディスカッション(日・NATO関係の現在・将来の展望)
司会: シュテファン・メープス(ドイツ連邦共和国大使館 公使参事官・政務課長)
パネリスト:吉崎知典(防衛省防衛研究所 理論研究部長)
原圭一(外務省 欧州局政策課長)
マイケル・ガウル(NATO新規安全保障課題局シニア・アドバイザー)
パトリック・ケラー(コンラート・アデナウアー財団ベルリン本部 外交・安全保障政策
コーディネーター)
12.30 – 13.30休憩
13.30 ‐ 14.00発表
NATOの世界での軍事的重要性 ― アメリカの視点から ―
スコット・テイト(アメリカ合衆国海軍 統合参謀事務局(J-5) 北東アジア課チーフ)
14.00 ‐ 14.30発表
NATOにおける中小国であるパートナー国/加盟国の役割
ウィレム・フェルミューレ(オランダ大使館 駐在武官)
14.30 ‐ 15.00発表
日・NATO関係の軍事的側面 ― 日本の視点から ―
長島純(内閣官房審議官 空将補)
15.00 ‐ 15.30休憩
15.30 ‐ 16.30パネルディスカッション(日・NATO関係の軍事的側面)
司会:カーステン・ブッシュ(ドイツ連邦共和国大使館 駐在武官)
パネリスト:スコット・テイト(アメリカ合衆国海軍 統合参謀事務局(J-5) 北東アジア課チーフ)
鶴岡路人(防衛省防衛研究所 主任研究官)
ウィレム・フェルモェーレ(オランダ大使館 駐在武官)
マイケル・マッキンリー(オーストラリア国立大学 客員研究員)
16.30 – 16.45総括
パウル・リナーツ(コンラート・アデナウアー財団 日本事務所代表)
17.00 – 19.00懇親会(立食ビュッフェ/宴会場「桐」)
※スピーカー、パネリストは急遽変更になる場合がございます。